巷で話題の副業 無在庫販売って実際どうなの? 因みに私は反対派です。Amazon、ヤフオク、メルカリ等
転売に関する記事を書く上で、転売に関する情報を調べてみようと思い、早速、グーグルに転売と入力してみると、、
このような検索結果となりました。
今回は検索キーワード3位に表示されている「無在庫販売」に関するメリット、デメリットについて記事を書いてみたいと思います。
- 本当に誰でも簡単に月収〇〇円稼ぐ事は可能なのか??
- 顧客目線が完全に欠落している…。
- 購入者に商品が届くまでのリードタイムはどれ位?
- Amazon配送日数をシュミレーションしてみる
- どのプラットフォームを利用して販売するのか??
- 実際、無在庫販売って何をするの?
- 無在庫販売まとめ
本当に誰でも簡単に月収〇〇円稼ぐ事は可能なのか??
無在庫販売に関する記事を何個か読んでみましたが、まぁ上手いことばかり書いている人が多いですね。本当にそんな簡単に儲かるの?みたいな感じがしますが。
こう言う記事を書いている人の大半は無在庫販売そのもので利益を出している訳では無くノウハウを情報教材として販売したり、セミナーやサロンを開く事によって儲けているんでしょうね。
言葉巧みに甘い文句ばかりの記事には騙されないようにしましょう。
斯く言う自分も海外輸入ビジネス(平たく言うと海外仕入れ転売ですが…。)を推奨しているので、そう言う面では共通する部分も多々あるのですが、根本的に私は『空き時間で誰でも簡単に儲かります!』みたいな美味しい話ばかりをしているのでは無く、『利益を出せるけど、それなりに情報を取りに行く必要もあるし、購入者とのやり取りもあるし、資金も必要ですよ。』とかなり現実的な話をしているつもりです。
↓過去記事はこちら
顧客目線が完全に欠落している…。
そもそも、無在庫販売に関する記事で私が最も気になるポイントは『顧客の事を全く考えていない。』と言う事です。
販売のプラットフォームが何にせよ、無在庫で商品を販売する以上、大なり小なり在庫リスクは発生するのですが、万が一、販売した商品の仕入れが出来なかった場合、商品の到着を楽しみにしている購入者に対してどう対応するのでしょうか?予め商品を販売する前に『購入後、当方の都合で販売をキャンセルする場合がございます。』と断りを入れて販売しているのでしょうか??
ヤフオクやメルカリなどでは「他サイトでも販売しているので。」の様な事を理由に出品者都合でキャンセルする場合もあると記載している方も見かけますが、キャンセルが多くなれば、それに比例して当然出品者の評価は低くなる訳で、そんな評価の低いセラーからあなたは商品を購入したいですかね??
購入者に商品が届くまでのリードタイムはどれ位?
次に商品を販売してから購入者の元へ商品が届くまでの日数についてはどれ位のリードタイムを設定しているのでしょうかね??
無在庫販売に関する記事で『国内仕入れは利益が低いので、海外仕入れがオススメ。』と言う記事もよく見かけます。
あくまで私の所感ですが日本の業者に比べて海外の業者はお世辞にもサービスの質が良いとは言えず、通常よりも配送時間が長くかかってしまう事もザラにありますし、しっかり商品検品を行わないと梱包に不備があったり、商品にダメージがあったりと言う事も十分にあり得る事だと思っているので、検品無しでお客様の元へ直送すると言うのは、やはり不安が残ります。
AmazonでEMS配送(速達便)を使用すれば発送期間を短縮する事も出来ると思いますが、特に無在庫販売では商品本体の仕入れ値を抑える事にも限界がありますので、より多くの利益を捻出する為には物流費をできる限り削減する必要があると思います。そうなるとコストの掛かるEMSなどの速達便での発送は現実的ではありません。
通常配送で商品を発送すると、海外からの発送の場合は早くても1週間〜10日位は必要だと思うんですよね。勿論、販売する前に予め配送期間を掲示した上で商品を販売するとは思いますが、そんなに時間が掛かるのであれば多少、値段が高くても別の方法で商品を購入される方も多いのではないかと思います。
Amazon配送日数をシュミレーションしてみる
US Amazonで商品を購入した場合の配送期間がどれ位掛かるのかを実際にシュミレーションしてみます。
如何にも胡散臭いAir more uptempo アトランタシティ限定モデルを発見しました。
定価$160で完売しプレミア価格がついている商品にも関わらず定価以下でサイズも豊富に揃っています。(笑)
そもそもこの業者(?)も無在庫販売で受注してから中国に発注しているっぽいですけどね。
私自身、現在米国在住ですのでデフォルトの住所が米国に設定されているのですが、米国内であれば通常3〜4日で到着すると書いています。
絶対に買わないですがカートに入れて次の画面に進みます。
日本の実家を配送先の住所に設定すると、到着予定が3月21日〜4月5日の間となっていますね。この記事を書いているのが3月2日(米国時間で)なので大体3週間位ですね。
どうしても手に入らない品物や驚きの低価格でもない限り3週間のリードタイムは中々厳しいものがありそうですね…。
どのプラットフォームを利用して販売するのか??
ご存知の方も多いかと思いますが、ヤフオク、メルカリなどの王手オークションサイトやフリアアプリでは無在庫販売は禁止されています。
禁止されているにも関わらず、無在庫販売を続けサイトにバレてしまうとアカウントは当然、停止や削除されます。一度アカウントを止められると復活させるのは中々、大変ですので注意して下さい。
そもそも何故、無在庫販売が禁止されているのか?理由は簡単ですね。
- 商品が届かない…。
- 商品画像届いた物が違う…。
- 商品説明に記載されていないダメージがある…。
- Amazonの箱で届いたが個人情報の管理は大丈夫か…。
- 納品書に仕入れ値が記載されており、嫌な気持ちになった…。
これらは全て無在庫販売を推奨するブログ等に記載されていた注意するポイントです。
購入者目線で文字に起こしてみるとこうなります。
買物をするだけなのに、何か物凄いリスクをかかえる事になりそうです。自分なら販売元が無在庫販売業者だとしたら多少値段が上がっても別の業者を選択するかと思います。まぁ、時間とか個人情報とか気にしない方もいらっしゃるかと思いますので、こればっかり個人の好みだと思いますが。
因みにあるブログには商品画像もAmazonのサイトからスクショ転載して下さい!みたいに堂々と書かれていましたが画像転載も各プラットフォーム上で禁止されておりますので悪しからず。
実際、無在庫販売って何をするの?
私自身、無在庫販売を販売を行なった事がないので、あくまでソースはブログの記事が中心になってしまうのですが、簡単にまとめるとヤフオクやメルカリ(あとはBuymaとかですかね?)に商品を大量に出品するのがメインのお仕事という事ですかね?
商品の出品は各プラットフォーム毎に対応している出品ツールを使って、如何に効率良く毎日大量に商品を出品出来るかと言うのが無在庫販売ビジネスの肝のようです。
Lancersなどのクラウドソーシングサイトを覗くと、必ずと言って良いほど商品出品にはに関するデータ入力作業のアルバイトの求人がありますが、恐らく業務内容は無在庫販売の商品出品作業なのでしょうね。
売れる商品はどうやって探すのか?
リサーチツールも無料のものから有料のものまで様々な種類があり、リサーチツール比較の情報だけでかなりの情報量になってしまいますので、細かい部分は割愛しますが、売れる品物を教えてくれたり、サクッと5分で分析できるような代物ではありません。売れる商品はあくまで自分で見つけなければならず、リサーチツールはそれの手助けを行なってくれるだけの物だと思います。
どうやら無在庫推奨論者は売れる商品やコツを知っているようなので、それを情報教材やメルマガ、セミナー、サロン等で販売しているみたいですよ。『絶対に儲かる商品リスト3000』とか作って販売しているんじゃないですかね?中身の大半が100均とかで販売されている品物とかなら笑えますけどね。(情報教材を購入した事がないのであくまで筆者の邪推です。)
一度、ブログネタに安くて質の良さそうなAmazonに関する情報教材を購入しても良いかと思ってきました。
無在庫販売まとめ
かなり批判的な内容の多い記事となってしまいましたが、無在庫販売と言うビジネスを客観的に考えると、素人が気軽に参加出来ると言う点にどうしても矛盾や難易度の高さを感じてしまうんですよね。
購入者が様々なリスクを取ってまで購入したい品物を扱うのであれば、商品を仕入れるのに特別なルートを開拓する必要がありますし、ましてやメルカリやヤフオクなどのプラットフォームのルールに沿わない販売方法の時点で、人に推奨するものでもないですし。
一部の成功者の方は楽天市場やヤフーショッピングなどのECモールに出店したり、無在庫販売が認められているBaseに出店したりと言う事をお勧めしていますが、そうなると色々な面で一気にハードルが上がる感じもしますし、例えショップ化出来たとしても顧客目線で考えた時に無在庫販売のお店からは買物したくないと思うんですよね。特に商品を確認しないで他社(他者)から商品を購入者に直送するとなると尚更です。
以上、無在庫販売について私なりの私見をまとめてみました。
この記事が面白いと思った方はポチっとお願い致します!励みになります!