スニーカーフリークス

新作スニーカーのリリース情報や国内未発売のスニーカー情報等が中心のブログです。

Kawsの目がX印の意味とは?? -海外人気ストリートブランド紹介 vol.004-

 

f:id:sneakerfreak:20190127110609j:plain


海外のストリートブランドを紹介していくシリーズvol.004は<KAWS>を紹介します。最早、説明不要の超有名アーティストで日本海外を問わず様々なブランドやショップとコラボしていますので、一度は彼の作品を目にした事があると言う人も多いかと思いますが、彼のバックグラウンドまでは知らなかったと言う人の為に今回少し掘り下げて記事にしてみたいと思います。

 

 ”KAWS(カウズ)とはどんな人??”

f:id:sneakerfreak:20190127112447j:plain

KAWSことBrian Donnelly(1974₋)はニュージャージ出身で1996年にNYの美術学校を卒業し美術学士号を取得しています。

卒業後、ディズニー傘下のジャンボピクチャーズと言うアニメ制作会社に就職し101匹ワンちゃんの背景等を書いていたそうです。

 1990年代にニューヨークに引っ越した後、彼は街中の看板やバス停、電話ボックス等にグラフティを描き始めます。

 

↓初期アートワークです。

f:id:sneakerfreak:20190127152549j:plain

↑↓代表作品のひとつ【Bendy】を使ったsubvertising作品。

 

f:id:sneakerfreak:20190127152515p:plain

f:id:sneakerfreak:20190127152522j:plain

彼の代表作品であるコンパニオン(トップ画像や上記、画像のキャラクター)は、この頃の1999年に誕生します。

2000年にはPackage Paintingsと言うシリーズを開始し、The SimpsonsをモチーフにしたKimpsonsやMichelin ManをモチーフにしたChum、スヌーピーやスポンジボブ等をモチーフにした作品を数々発表する。

 

↓ The Kimpsons

f:id:sneakerfreak:20190127154327j:plain

↓Chum

f:id:sneakerfreak:20190127154337j:plain

↓Snoopy

f:id:sneakerfreak:20190127154350j:plain

↓Sponge bob

f:id:sneakerfreak:20190127154401j:plain

 

裏原ブームだった日本のストリートブランドとも親交が深く、

1999年にバウンティハンターとのコラボを皮切りにUndercover、Bape、Santastic!とのコラボ商品を次々リリースすると共に、2006年にはメディコムトイと手を組み玩具とアパレルを取り扱うショップ「Original Fake」を東京・青山にオープン。(2013年に閉店)

米国ブランドとのコラボレーションも多く、シュプリームを始めバートン、バンズ、DC Shoeや種だと老舗ブランデーHennessyのボトルデザインなんかも行っています。

 

Supreme x Kaws↓

f:id:sneakerfreak:20190127155922j:plain

↓Original Fake時代の作品

f:id:sneakerfreak:20190127160008j:plain

 

↓変わり種 ヘネシーコラボ

f:id:sneakerfreak:20190127155934j:plain

他にもUndeaftedとのコラボ、JordanやKITHとのコラボ、化粧品メーカーKiehlとのコラボや2008年にはジョンメイヤーのギターピックコラボ等など挙げればキリがない位、色々な作品を発表してきました。

 

↓Jordan 4 x Kaws Stock-Xでは何と$1,200のプレ値がついています!!

f:id:sneakerfreak:20190127161414j:plain

 

最近だと、ユニクロとのコラボ(2016年、2018年)で知ったと言う人も多いかも知れませんが実はいろーーーーんなコラボを果たしており、90年代の裏原ブームを通過した人であれば誰でも知っている位の有名アーティストです。

勿論、コラボリリースだけでは無く、本業のアーティスト活動も順調で世界各地で個展を開催しております。

昨年も東京のPERROTIN TOKYOにてイベントを開催していましたね。

次回の来日が非常に楽しみです!!


”✘✘印の意味とは??”

色々、日本のサイトを調べてみたのですが明確な記述が無かったのですが米国の美術館のイベントサイトに記述がありましたので引用致します。

 Most recognizable in all of his characters are the X-ed out eyes and/or hands. These Xs can be read in several ways. They serve as a simple, globally recognizable, branding device, which can be considered benign enough. Xs are used in some form in almost every field, including math, science, media, language, computers, and video games, and can have a positive or an extreme meaning. When written in a letter, the X symbolizes a kiss. In quick secession, XXX demarcates pornography. And when something is X-ed out, it is removed or negated. Read this way, KAWS’s X-ed out eyes and hands represent the virtual deaths of characters who are humanlike, but nonliving to begin with. Their implied emotional states prompt a range of emotions, from sadness to empathy to humor. In any case, we relate to them. 

引用元:Modern Art Museum of Fort Worth

 

結構、長めの引用になりましたが簡単に要約すると(間違っていたらすいません)、

 

Xと言う文字は万国共通、色々分野で色々な使われ方をしていて、彼のXXのキャラクターは最初は死んでいる状態を表しているけれど、あなた次第でそれは悲観的な状況を表す事もあれば、楽しんでいる状況も表す事が出来ますよ。

 

みたいな事かなー思います。

そう解釈すると確かにそうだなぁーと思いますし、適当にXXにした訳では無くてちゃんと意味を持って作られた芸術作品なんだなぁーと思いますね。

小さい子供とかがKAWSの作品を見ると「怖い...。」と言う事が結構多いみたいなんですけど、感受性の豊かな子供はXXの目を見ると潜在的な【死のイメージ】と言う事が分かってしまうのでしょうね。

そんな中、ファミリー向けのユニクロがコラボを2回を行っているのが不思議ですが。

 

もっともっと紹介したい作品も多々あるのですが今回はこの辺でおしまいです。

ブランド紹介と並行して現代ポップアーティストも少しづつ紹介していければと思いますので、今後ともご一読宜しくお願い致します!!

 

この記事が面白いと思った方はポチっとお願い致します!励みになります!


ストリート系ランキング>